映画「アルキメデスの大戦」 ロケ地や物語感じて

茨城新聞
2019年7月3日

漫画家、三田紀房さんの人気作を実写化した映画「アルキメデスの大戦」の26日公開に合わせて、ロケ地の筑波海軍航空隊記念館(笠間市旭町)で原作漫画の原画約250点やロケで使われた小道具を展示するタイアップイベントが開催される。主催する笠間市フィルムコミッションの金沢大介代表(48)は「地元の皆さんにはロケ地やそこにあるストーリーを誇りに思ってもらえたら」と来場を呼び掛けた。

映画は、菅田将暉さん演じる主人公の天才数学者が数学を使った頭脳戦で戦艦「大和」の建造を阻止しようとする物語。映画「永遠の0」の山崎貴監督が手掛けた。

劇中では海軍の司令部があった同記念館のほか、クライマックスのシーンを撮影した水戸市の芦山浄水場をロケ地として使用。戦艦「大和」のCG制作に当たっては、同記念館が寄託所蔵する金属製模型を参考にしている。山崎監督が県内でロケを行うのは6作品目で、同記念館は「永遠の0」公開をきっかけに保存が決まった経緯がある。

展示は26日に始まり、主要なシーンやロケが行われた場面、最新話の原画約200点やキャスト着用のベルトや短剣などの小道具約30点、戦艦「大和」「長門」の模型などを展示する。入館料が必要。水戸会場となる県庁でも原画約50点などを見ることができる。9月末まで。問い合わせは笠間市フィルムコミッション(電)0296(73)5777

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