開拓の物語 稲苗で描く 那須塩原で田んぼアート
下野新聞
2019年6月13日
【那須塩原】9種類の稲で市のPRキャラクター「みるひぃ」や、日本遺産に認定された明治期の那須野が原開拓を巡るストーリーの構成文化財を描いた「田んぼアート」が12日、関谷の道の駅湯の香しおばら西側の水田で公開された。
田んぼアートは一区町、農業中野登喜男(なかのときお)さん(74)が地域活性化のために2011年から実施。約25アールの水田になすひかりなど約4万5千株の稲を植えた。
絵は構成文化財「那須疏水旧取水施設」や明治華族の服を着た「大礼服みるひぃ」などを表現。また観光客向けに「栃木アフターデスティネーションキャンペーン(DC)」に合わせた絵や歓迎の言葉も加えた。
観光に来た千葉県佐倉市江原台1丁目、主婦吉野幸恵(よしのゆきえ)さん(53)は「面白い絵が見えて立ち寄った。絵から日本遺産など地域のことが分かりました」と話した。
9月末まで。午前9時~午後4時。(問)中野さん090・2329・1762。