伝統継承へ八つ凧作り 日立
茨城新聞
2018年12月20日
新年恒例の日立市民凧(たこ)あげ大会に向け、八つ凧保存会の会員たちが伝統の八つ凧作りや市民向け講習会に奮闘している。19日、同市茂宮町の本田凧工房「輪楽走」で、保存会の仲間たちが楽しく八つ凧作りに汗を流した。
八つ凧は、地元産の竹やしのを使って「輪骨」と言われる七つの輪と、一番下に「どんびん」と呼ばれるハート形の骨を組み合わせ、八つの輪で構成。和紙を貼り、文様や家紋を書き入れ、最後に糸を張って完成させる。音を立てながら空に舞うのが特徴だ。
同保存会の本田克則会長(68)は「地元の伝統八つ凧を後世に伝えたい。昔みたいに正月、家族で凧あげを楽しんでほしい」と笑顔で話した。
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