型良し 大きさ良し ホンモロコ170キロ 那珂川で水揚げ
下野新聞
2018年11月21日
【那珂川】高級食材として注目される淡水魚ホンモロコが、町内の養殖池で水揚げの時季を迎えている。20日には、大内にある町ホンモロコ養殖組合連絡協議会の川和義夫(かわわよしお)会長(62)の養殖池、約3アールで作業が行われた。
町内では地元農家らが2011年から休耕田を活用して養殖しており、現在は養殖池が6カ所ある。毎年4、5月にふ化した稚魚を半年間かけて育て、この時季に水揚げする。この日は、近隣住民や町職員ら約10人が網を使って体長10センチほどに成長したホンモロコを捕獲し、藻を取り除くなどした。水揚げ量は約170キロだった。
川和会長は「例年よりも型が良く、大きく育ってくれた。天ぷらや塩焼きなどでぜひ味わってほしい」と話した。ホンモロコは、特産品「里山ほんもろこ」として町内の旅館や飲食店を中心に出荷されるほか、小中学校の給食でも提供される予定。