豆力士、のこった! 鹿島神宮相撲祭 健やかな成長願う
茨城新聞
2018年11月4日
鹿嶋市宮中の鹿島神宮(鹿島則良宮司)で3日、子どもの健やかな成長や五穀豊穣(ほうじょう)を願う奉納行事「相撲祭」が行われた。両親や参拝客が見守る中、介添え役に抱かれた化粧まわし姿の男児が取組を披露した。
出場したのは、0~10歳までの男児24人。介添え役に抱えられながら行司の「はっけよい、のこった」の掛け声を合図に土俵を一周。取組前に大声で泣きだす子どももおり、見物客から「頑張れー」などと応援の声が飛んだ。勝敗はつけず引き分けが習わし。
同市の会社員、大川雄生さん(36)は長男、敬太(いった)君(1)の土俵を見守り「名前通り、人を敬いながら大きく育ってほしい」と話した。
相撲祭は、相撲の起源との説もある同神宮の祭神、武甕槌大神(たけみかづちのおおかみ)の力比べの逸話に由来するともいわれ、古くから続けられている。
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