県内32店の銘柄一堂に  鬼怒川温泉で地酒まつり

下野新聞
2018年3月12日

 【日光】県内の酒造店32店の自慢の酒を飲み比べるイベント「栃木の地酒まつりin鬼怒川温泉」(鬼怒川・川治温泉旅館協同組合など主催)が4~6各月の1~7日、鬼怒川温泉大原の旅館協同組合事務所1階で初めて開催される。県内の地酒を幅広い観光客にPRするのが狙いで、鬼怒川・川治温泉街の観光振興につなげる。県酒造組合によると、県内32店の銘柄をイベントで一度に味わえる機会は珍しいという。

 イベントは、4月から始まるJRグループの大型観光企画「栃木デスティネーションキャンペーン(DC)」に合わせた特別企画。県内の酒造店とホテル・旅館、観光団体が連携し、DC期間中の誘客効果の拡大を図る。

 イベント期間中は午前10時~午後4時、地元日光の「片山酒造」の原酒「柏盛M」や「渡辺佐平商店」の純米吟醸酒「日光誉」などをはじめ、各酒造店の地酒1品ずつ1杯(約50cc)100円で楽しめる。

 スルメなどおつまみ類も販売し、1枚300円(3杯分)の引換券を会場で購入することにより試飲できる。

 地酒は地元の酒販店、または鬼怒川・川治温泉街のホテルや旅館で購入・予約できる予定。東武鬼怒川温泉駅構内に案内ブースなども設置する。

 旅館協同組合の庄田哲康(しょうだてつやす)理事長(48)は「DCに向け、他県から訪れた観光客には気軽に栃木の地酒を温泉とともに楽しんでほしい」と話している。

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