HOTEL1-2-3営業開始 マーキュリーホテルを改装 前橋
ホテル運営のエフェックス(東京都品川区、吉村原夫社長)は1日、全面改装を進めてきた前橋マーキュリーホテル(前橋市大友町)をHOTEL1―2―3前橋マーキュリーと改称して営業を始めた。内外装に地元をイメージしたデザインを採り入れ、県産食材の料理を強化。地域密着のホテルを目指す。
本館外観は赤城山をイメージした色に改め、1階ロビーの内装は「生糸のまち」として栄えた前橋をモチーフとした。レストランや宴会で提供する料理は前橋市産の豚肉など県産食材を使う。市のマスコット「ころとん」の顔をかたどったオリジナル豚まんも開発し、新ホテルの目玉として売り出す。
宿泊部屋は一新して清潔感が漂う。壁や床を張り替え、ベッドや家具類も新調した。ロビーや部屋にベトナムやインドネシア製の家具を置き、リゾート感のある落ち着いた雰囲気を演出している。
2期工事で大浴場の整備を予定する。
同日開いたお披露目会で、吉村社長や山本龍前橋市長ら関係者がテープカットした。吉村社長は「地域の皆さんの力も借りながら新しいホテルをつくっていく」と述べ、山本市長は「新たなホテルの誕生は前橋再生の起爆剤となる」と喜んだ。
3日は戦隊ショーやオリジナル豚まん販売など、開業記念イベントを開く。
エフェックスは、ホテル1―2―3高崎(高崎市栄町)などを運営。8月に伊東園ホテルズ(東京都豊島区)から前橋マーキュリーホテルの事業譲渡を受けた。
【写真】テープカットで開業を祝う関係者
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