見上愛さん、栃木県大田原市での撮影スタート 2026年春の朝ドラ「風、薫る」で主人公役

下野新聞
2025年9月17日

2026年度前期NHK連続テレビ小説「風、薫る」のクランクイン取材会が14日、栃木県大田原市黒羽田町の大雄寺で行われた。主人公・一ノ瀬りん役を演じる俳優の見上愛さん(24)は「スタッフやキャストを『何があっても乗り越えられる仲間』と思える安心感があり、朗らかに撮影していけると確信した」と語った。

「風、薫る」は明治時代に西洋式看護学を学んだ「トレインドナース(正規に訓練された看護師)」として活躍した旧黒羽町(現大田原市)出身の大関和(おおぜきちか)らをモチーフに描く物語。8日にクランクインした。

市内のロケ地となった大雄寺は大関の父・増虎が重臣として仕えた黒羽藩主大関家の菩提寺。この日は主人公が家族と共に、出店などでにぎわう境内を訪れるシーンを撮影した。

見上さんは大関の印象を「りんにもある芯の強さや自分の視点で物事を見られる方だったというのを強く感じた」と語った。制作統括の松園武大チーフプロデューサーは「地域の魅力を伝えられるよう最大限のパフォーマンスをしていきたい」と話した。

⇒2026年春の朝ドラ「風、薫る」見上愛さんの母親役、父親役は?

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