トウモロコシ人形150体 木村さん個展 大谷選手や祭り風景 30日まで 茨城・ひたちなか
茨城新聞
2025年9月20日

トウモロコシの皮を使って人形を制作する茨城県ひたちなか市の主婦、木村拓子さん(78)の作品展が30日まで、同市馬渡の多世代交流施設「みんなの居場所なかよし」で開かれている。米大リーグで活躍する大谷翔平選手や山車を引く祭りの人々など、約150体を展示し、訪れた人たちを楽しませている。
木村さんは50年前、ごみ箱にあったトウモロコシの皮が目に留まり「人形にできるのではないか」と制作を始めた。県内各地で作品展を開催しており、今回で9回目。作品の素晴らしさを知ってもらおうと、同施設のイベントとして実施されている。
出展作品は時代を反映した大谷選手のほか、阿波踊りや流鏑馬(やぶさめ)など祭りの風景の一こまを躍動感あふれる人形で表現。あえて人形の顔を作らないことで、見る人の想像力をかき立てている。
木村さんは「ふと見かけた一瞬の出来事やひらめき、心に焼き付いたことなどを作品のモチーフにしている。まだまだ作りたい人形がたくさんある」と創作への意欲を話した。
入場無料。問い合わせは同施設(電)029(212)3368へ。