暴れ獅子が厄払い 前橋・大胡祇園まつり

上毛新聞
2017年8月2日

前橋市大胡町にある八坂神社の祭典「大胡祇園まつり」(29、30日開催)のメインイベント「暴れ獅子」が30日、大胡地区で行われた。獅子頭を担いだ若者60人が荒々しく練り歩いた。
「おいさ、おいさ」。大胡町青年会のメンバーを中心とした男女が掛け声とともに商店や民家など200軒以上を巡った。家に着くと、玄関直前まで走って近づき、布製の“しっぽ”を勢いよくなびかせて風を送り厄払いした=写真。
暴れ獅子は疫病よけのため、江戸後期から続く。獅子を先導した青年会長の古沢正さん(36)は「災いを除き、福を招くよう願いを込めている。獅子のように力強い地域にしたい」と話していた。

 

【写真】八坂神社の祭典「大胡祇園まつり」

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