観測の歩み紹介 気象測器歴史館、2日オープン つくば

茨城新聞
2017年8月1日

天気予報に使われていた歴史的価値のある道具を展示する「気象測器歴史館」が2日、つくば市長峰の気象庁・気象測器検定試験センターにオープンする。国内で明治時代以降に使われた、気象を調べるための機器を100点以上展示。日本の気象観測の歩みを知ることができる。

国内の気象観測は1872年、北海道・函館に気象観測所を設立して始まった。つくば市には1920年、高層気象台が設立され、80年には東京から気象研究所が移転。気象観測は気温や湿度、気圧、風向、風速、日射、日照などのデータを調べる。現在はそれらにレーダーや気象衛星の情報なども加わっている。

展示するのは、気圧を測る「気圧計」や日照時間を計る「日照計」、日射量を計る「日射計」などの気象機器のほか、アンテナ「最大感度方式方向探知機」(48~50年使用)や、上空の気温や湿度を測る装置「中央気象台1号型」(38~44年使用)などの測器。昔の天気予報にどんな物が使われていたかが分かる。

見学は平日午前10時から午後4時までで、電話で事前申し込みが必要。問い合わせは同試験センター(電)029(851)4121

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