大阪万博の会場で展示へ 栃木県内で制作が進んでいる“全長3mの竹製アユ”
下野新聞
2025年6月1日

大阪・関西万博への栃木県ブース出展を前に、大田原市下石上の八木澤竹芸で会場に展示する竹製アユのオブジェの制作が大詰めを迎えている。
出展期間は6月27~29日の3日間。いずれも県伝統工芸士の八木澤正さん(71)と登丸久さん(58)が那珂川を泳ぐアユをイメージした作品を手がけている。
29日は、全長3mのアユの仕上げ作業が進められた。ヒレは細く割った竹を扇のように広げて再現。水の流れを表現するため、波打たせた竹を側面に編み込んでいった。
八木澤さんは「竹工芸家になり50年目の大仕事。生き生きとしたアユにしたい」と意気込んでいる。万博終了後は、栃木県なかがわ水遊園(大田原市佐良土)に展示される予定。
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