来場者1万人突破 「ふしぎ駄菓子屋 銭天堂」の企画展 群馬・高崎市の土屋文明文学館
上毛新聞
2024年8月24日
群馬県高崎市の県立土屋文明記念文学館の第123回企画展「ふしぎ駄菓子屋 銭天堂へようこそ」の来場者が1万人を超え、19日、同館で記念セレモニーが開かれた。企画展来場者が1万人を超えたのは、1996年の開館以来初めて。
開催中の企画展は、アニメ化もされた人気児童小説シリーズ「ふしぎ駄菓子屋 銭天堂」(偕成社刊)の世界観を再現したもので、9月末まで。同館ではこれまで、開館直後の第1回企画展「写生の歌人5人」に来場した9982人が最多だった。
同日、セレモニー直前に入館した新井瑚七さん(9)=同市=と佐久間慶さん(12)=千葉県=に、記念品や展示図録をプレゼントした。いとこ同士の2人は「銭天堂はテレビでアニメを見る。展示は昔のようなものが置いてあって面白い」と話した。
同館の小笠原祐治特別館長は「地元の文学者を取り上げつつ、広く楽しめる企画をやることも大事だ」と喜んでいた。
午前9時半~午後5時。火曜休館。一般700円、大学・高校生半額、中学生以下無料など。