日本酒リキュール発売へ 群馬県産の果実の果汁で「日本酒を楽しむ入口に」 近藤酒造とオープンハウスグループ みどり市の特産品目指す
上毛新聞
2024年7月28日
群馬県みどり市の新たな特産品を作ろうと、オープンハウスグループ(東京都千代田区、荒井正昭社長)と近藤酒造(みどり市大間々町、近藤雄一郎社長)が県産の梅やユズ、ブルーベリーを使った日本酒リキュール造りに取り組んでいる。10月の発売予定で、22日は近藤酒造で最終工程が公開された。
オープンハウスグループが取り組む地域共創事業の一環。同社事業開発部の松岡由佳さん(26)と近藤酒造の女性蔵人、杉山嘉(このみ)さん(29)が、20~30代女性に日本酒の魅力に気付いてもらえる商品をテーマに企画した。昨年12月から、桐生市新里町産の酒米、五百万石を使用したやや甘口の純米吟醸酒を製造してきた。この純米吟醸酒をベースに県産の梅やブルーベリー、ユズの果汁を混ぜてリキュールにする。
この日はブルーベリー果汁との混合作業が公開された。杉山さんは「日本酒を楽しむ、入り口になるような商品にしたい」と強調。瓶ラベルのデザイン、ネーミングなどでも協力する松岡さんは「2026年度開業予定のサンレイク草木でも、開発した商品を扱いたい」と話した。
純米吟醸酒(1本150ml)とリキュール3種(同)の4本が一組。限定300セットを製造し、価格や名称は後日発表する。