<栃木・県央グルメ>深雪茶寮(宇都宮)トンテキ ブランド豚肉をこだわりの焼き加減で
腹囲とコレステロール値を気にして唐揚げや豚カツを避けている今日この頃。「後味がさっぱりした肉料理がある」と同期の女性記者に薦められ足を運んだ。
御膳、丼モノ、焼き魚-。どれも引かれるが、店名の由来でもあるブランド豚肉「深雪ポーク」のトンテキ(平日昼、1300円)を頼んでみた。待つこと約15分。肉汁を輝かせながら鉄板に乗った“主役”が登場。2センチ超の分厚さに驚く。
一口目は下味だけで味わう。厚みとは裏腹に柔らかく、甘みとコクが口に広がる。あっさりしていてしつこくない。次はオニオンソース。白米をかき込みたくなる欲求にかられた。
肩ロース150グラムの表面を塊ごと焼いた後、250度のオーブンで蒸し焼きにして仕上げる。「直前まで切り分けない。肉汁を閉じ込めるんです」。銀座や京都、金沢などの名店で腕を振るった店主の斎藤淳さん(57)が説明する。
深雪ポークは、北信州飯山で4軒の農家が限定生産している三元豚。斎藤さんは長野県野沢温泉村の旅館の料理長時代に出合い、ほれ込んだという。
小鉢にある長野県産のキクラゲやゴボウの煮物、野沢菜も主役と同等の逸品。優しい味の数々だ。
▼メモ 栃木県宇都宮市下戸祭1の12の7 サンハイツ大渕Ⅱ棟1階▽営業時間 正午~午後2時半、午後6時~10時半(ラストオーダーは閉店1時間前、休日昼は午前11時半、夜は午後5時半開店)▽定休日 不定休(月曜は夜のみ営業)▽(問)028・622・5553
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