創作汁物料理の味競う　茨城・大洗の「ホルモン鍋」V　常陸太田で汁ONEカップ

創作汁物料理の味を競う「第11回汁ONEカップ2024」(同実行委員会主催)が11日、茨城県常陸太田市山下町のJR常陸太田駅前広場で開かれた。県内外の飲食店や団体など19店舗がナンバーワンを目指して出店。来場者は各店が工夫を凝らしたメニューを堪能し、気に入った味に投票した。

みそ汁や吸い物、けんちん汁、スープなどで1杯400円に設定。開始時間から多くの家族連れなどが訪れ、各店とも長い行列ができるほど。来場者は会場の入り口に置かれた各店のサンプルを参考に各ブースを巡って味を楽しみ、1位を選んで投票した。

結果は、3回連続2位だった茨城県大洗町の「朝日堂」が「コラーゲンたっぷり塩ホルモン鍋」で悲願の1位を手にした。斉藤一徳さんは「苦労して開発したメニューでリピーターも多くナンバーワンになれた。連覇できるように頑張りたい」と笑顔を見せた。

2位は「オー・ボン・ヴィヴェール　ラ・キャバンヌ」(同県水戸市)の「エビのだし香る海鮮トマトスープ」、3位には「なんちゃっておぐらや」(常陸太田市)の「奥久慈しゃもと常陸太田野菜の具だくさんスープ」が入った。

田仲昭一実行委員長は「早い時間帯から若い人たちや家族連れ、高齢者も足を運んでもらい、全世代的なイベントになってきた。イベントができる環境に感謝し、次回は新しいアイデアを加えて開催したい」と話した。