命の大切さ訴える企画展 群馬・桐生市の有鄰館
上毛新聞
2023年12月24日
事故や病気で大切な人を亡くした家族ら8組がゆかりの品を出品した企画展「悲しみと明日へのボート」が24日、群馬県桐生市本町の有鄰館で始まった=写真。27日まで(25日は休み)。
交通事故で亡くなった男性が旅先で撮りためた写真、病死したレストラン店主が店で使っていた食器と、故人の生前を しのばせる品が並んだ。見る人に生の意味を訴えかける。
戦禍にある祖国を思うウクライナ人女性が提供した民族衣装や、ダウン症の男児を持つ女性が日常を撮った記録映像もある。
催した長岡昇汰さん(31)=同市=は「悲しみや悩みを明かさず生きている人がいることを知ってほしい。いろいろな人が互いを思いやれる社会にしたい」と話した。
午前10時~午後8時(最終日は同4時)。