孔子らたたえる伝統継承 足利学校で「こども釋奠」
下野新聞
2015年9月24日
【足利】儒学の祖・孔子(こうし)とその弟子に供え物をささげて祭る伝統行事「釋奠(せきてん)」の祭官役を市内の小中学生が務める「こども釋奠」が23日、昌平町の史跡足利学校孔子廟(びょう)で行われた。
同学校の釋奠は室町時代に始まったとされ、いったん途絶えた後、明治時代の1907年に再興された。現在は市重要民俗文化財に指定されており、毎年11月23日に実施されている。国内で釋奠を行っているのは、東京都の湯島聖堂など数カ所のみという。
こども釋奠は、伝統文化を継承していこうと昨年から始まり、ことしで2回目。公募で集まった市内の小学5年~中学1年の12人が、祭壇に肉や野菜、米などを供え、孔子らをたたえる祝文を読み上げた。
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