＜栃木・県央グルメ＞ルプライエ（宇都宮）うさぎのマスタードソース　うさぎ肉の軟らかさと旨味に感動

これまでなんとなく避けていたウサギ料理。食べるならこの店と決めていた。スペインの牧場産の肉は、軟らかく鶏肉にも似た味わい。中に包んだプラムとたっぷり絡めたソースとの相性も抜群で、口中にうまみが広がる。皿に残るソースもパンで拭い、味わった。食べず嫌いは損だとしみじみ思う。

ランチ（1960円）はメインを選び、手作りデザートとコーヒー、パンが付く。メインはウサギのほかにカモや子羊、その日の仕入れで魚、牛、豚料理などが加わる。

「ウサギは初チャレンジの人も多いけど、みんなおいしいとびっくりする」とオーナーシェフのルオー・ブノワさん（52）。15年前、フランスから妻の出身地である宇都宮に。東京都内の料理学校や市内の有名フランス料理店で学び、2012年に岩曽町で開店。６年前、現在地に移転した。

１人で切り盛りできるよう店内は20席ほど。カウンター席と調理台に段差がないのはブノワさんのこだわり。「お客さんは調理を見たいでしょ。私も会話しやすいし、お皿も出しやすい」とチャーミングに笑う。気さくな人柄とカジュアルな雰囲気で、肩肘張らずに楽しめるフランス料理店だ。

▼メモ　栃木県宇都宮市西一の沢町５の17。正午～午後３時半（ラストオーダー３時）、午後６～９時。夜は要予約。水、日曜定休。（問）０８０・４３４８・００３５。

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