関東自動車が成田空港線バスの運行見直し 栃木・宇都宮往復は増便 群馬・桐生、太田は廃止へ
下野新聞
2023年12月4日
関東自動車(栃木県宇都宮市簗瀬4丁目、吉田元社長)は、宇都宮・成田空港線の「マロニエ号」の運行本数を22日から、1日5往復から6往復に増やすと発表した。一方、足利、佐野を経由する群馬県桐生市~成田空港線「サルビア号」は、2024年3月31日で廃止する方針。
同社によると、マロニエ号は、今年4月以降の利用者数が新型コロナウイルス禍前(19年度)の7~8割の水準に回復していることから、増便を決めた。
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増やすのは、往路が宇都宮市の柳田(柳田大橋西)午前7時35分発、復路は同空港第3旅客ターミナル午後3時25分発。ともに鹿沼、佐野を経由する。
廃止するのはサルビア号と、栃木県は経由しない群馬県太田市~成田空港線「メープル号」。コロナ禍前は1日計12往復していたが、20年4月から全面運休を続けている。
サルビア号などはコロナ禍前から利用者数が減少。運転手不足などもあり、廃止する方向で、共同運行する千葉交通(千葉県成田市)と協議中という。利用客はマロニエ号の増便で対応するとしている。