桐生の八木節 市主催で県外初公演 29日 東京・浅草から全国発信
首都圏住民や外国人観光客に向けて桐生市の魅力を発信しようと、同市は29日に東京・浅草で、八木節おどりを6時間にわたって披露する。桐生の八木節は各地のイベントに招待されているが、市主催で県外で公演するのは初めてという。出演者らは踊りの熱気で寒さを吹き飛ばそうと意気込んでおり、市民や県内外の愛好家にも飛び入り参加や見物を呼び掛けている。
浅草を玄関口として、東武鉄道を使って観光客を桐生市に呼び込むのが狙い。
浅草寺近くにあり全国の物産を販売している施設「まるごとニッポン」前の広場にやぐらを組み、桐生八木節連絡協議会の選抜チームと桐生八木節キャンペーンスタッフの計約30人が踊りとおはやしを披露する。午後2時から8時まで、休憩を取りつつ踊り続ける。
会場の一角にテントを張り、桐生織のネクタイやストール、和小物などを販売するとともに、観光パンフレットを配って誘客を図る。
会場一帯の浅草六区ブロードウェイ商店街は、1月13日から2月12日まで、道路を歩行者天国にしてカフェを開いたり、大道芸を披露したりするイベントを行っている。八木節と組み合わせることで集客を強化し、幅広い楽しみを提供する。
市観光交流課は「攻めの姿勢で観光PRを行う。八木節まつりの熱気を、浅草で再現したい」と話している。
【写真】熱気あふれる「桐生八木節まつり」=昨年8月
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