「長倉七夕まつり」 夕涼み催し楽しむ 茨城・常陸大宮の御前山地区

茨城新聞
2023年8月11日

茨城県常陸大宮市御前山地区の「長倉七夕まつり」が5日、同市長倉の長倉宿通りで開かれ、色とりどりの七夕飾りの下、住民らは伝統の夕涼みの催しを楽しんだ。

長さ約1キロの通りには、主催の同まつり協賛会(栗田信一会長)メンバーが地元の竹を切って手作りした薬玉(くすだま)や吹き流しなど、七夕飾り約50本が並んだ。

メイン会場の特設ステージではまき菓子のあと、緒川弥七太鼓、ソーラン踊りが披露され、見物客は子ども向けゲームや演劇、バンド演奏、尺八とピアノの競演などを楽しんだ。

会場の一角には地元・御前山小の児童らが願いを込めて書いた短冊が飾られ、大抽選会には行列ができた。花火も打ち上げられ、大きな歓声が上がった。

同まつりは毎年8月第1土曜日に実施されており、栗田会長は「昨年はコロナ対策でイベントを一つに絞ったが、今年は本来の祭りができた」と話した。