ハスのジャングルを冒険しよう　10日から城沼（群馬・館林市）で花ハス遊覧船

群馬県館林市の城沼で夏の風物詩となっている「花ハス遊覧船」が、10日から運航を始める。群生するハスの葉をかき分けて進む船の上から、ピンク色の清らかな花を観賞できる。8月15日まで。

つつじが岡公園内の渡船場を発着し、花の見頃に合わせたコースを約30分かけて巡る。ハスの茎が目線を越える高さまで伸び、ジャングルを冒険しているかのような非日常体験を味わえる。

風を切って水上を進む船上では、地上にはない涼も感じられる。場合によっては、ハスの周りを飛ぶトンボや沼に現れるカワウなど、多様な生物を目にすることもできる。

市観光協会は「ここでしか味わえない夏景色を楽しんでほしい」と話している。同協会によるとハスの花の見頃は今月下旬から8月上旬という。

運航は午前8時半～正午。料金は中学生以上千円、5歳以上300円。同公園内では、アジア各国のハスを展示する「世界の花ハス展」も同時開催する。問い合わせは同協会（☎0276-74-5233）へ。