シウマイの崎陽軒が「かぬま」推し 栃木県鹿沼市の特産品や日帰りツアーが当たる企画を開催
栃木県鹿沼市加園出身の故野並茂吉が初代社長で「シウマイ弁当」で知られる崎陽軒(横浜市)が、「かぬまの魅力 プレゼントキャンペーン」を開催している。同社が鹿沼市を特集した取り組みを行うのは初めてで、直営店で商品を購入すると市の特産品が当たる。鹿沼商工会議所が「シューマイによるまちおこし」事業を始め3年目。栃木県内に直営店はないが、同商議所担当者は「首都圏に拠点を持つ崎陽軒のPR効果は絶大。事業の可能性が広がった」と喜んでいる。
同商議所は2020年からシューマイを通じて市の活性化に取り組んでいる。「シウマイのまち」という一風変わったキャッチコピーや同社などと連携して設置したJR鹿沼駅前の「シウマイ像」などが、テレビ番組などでたびたび話題を呼んでいる。
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キャンペーン実施の経緯について同社担当者は「シウマイを通じたまちおこしに社員一同感銘を受けており、キャンペーンの候補に挙がった」と説明する。景品には、市内の彫刻屋台や日本庭園を見学する日帰りツアーのほか、市の名産品の詰め合わせを用意した。
同社は商品をよりおいしく味わってもらうために冷凍はしておらず、物流の事情から直営店は栃木県にはない。それでも同商議所の水越啓悟経営支援課長は「JR横浜駅をはじめ、首都圏で『かぬま』の文字が躍るポスターがたくさん飾られている。県外の人が気になって調べてくれたらうれしい」と話している。
キャンペーンは商品の購入が15日まで、応募が21日まで。