平穏と健康祈願 鹿島神宮・笠間稲荷神社、初詣にぎわう
茨城新聞
2017年1月2日
新年を迎え茨城県内の神社仏閣は1日、多くの初詣客が訪れ、1年間の無病息災や家内安全などを祈願した。
全国の鹿島神社の総本宮として広く信仰を集める鹿島神宮(鹿嶋市宮中)は、参道や境内に家族連れなどが詰め掛けた。さい銭を投じて拝殿前で手を合わせたり、縁起物の破魔矢のほか交通安全のお守りなどを買い求め授与所は長い行列ができた。
同神宮、香取神宮(千葉県香取市)、成田山新勝寺(同県成田市)を巡るバスツアーで、同県柏市から訪れた上原広志さんと妻の三枝子さんは「何事もなく平和に暮らしたい。健康が一番」と話した。鹿島神宮は三が日で約70万人の人出を見込んでいる。
また、三が日に例年、県内外から80万人以上が訪れる笠間稲荷神社(笠間市笠間)は、未明から家族連れやカップルなどが初詣に訪れた。門前通りから拝殿にかけて数百メートルの列ができ、参拝客は1年の幸福を願い、手を合わせた。
妻や娘、孫ら10人で参拝した茨城町長岡の田崎仁さん(67)は「家族の健康を祈願した。今年も何事もなく、平穏に過ごせれば」と笑顔。妻と2人の息子とで詣でた栃木県野木町、会社員、荒川真さん(50)は「家内安全をお祈りした。家族が仲良く過ごせる良い年にしたい」と話していた。
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