角上魚類が7月、群馬・吉岡町に移転オープン 商業集積地で県内外からの集客に期待

上毛新聞
2023年5月28日

鮮魚販売の角上魚類(新潟県長岡市寺泊下荒町、柳下浩伸社長)が7月中旬、群馬県吉岡町大久保に新規出店することが19日、分かった。前橋店(前橋市荒牧町)の移転リニューアルになる。新店でも鮮魚や水産加工品に加えて精肉や野菜を扱う。周辺は大型店が相次いで開業しており、さらに人を呼びそうだ。

大規模小売店舗立地法に基づく届出書などによると、店舗面積は1077平方メートルで、来店者用の駐車場は店舗南側に77台分を設ける。手狭だった駐車場は大幅に拡充される。

角上魚類は、鮮魚専門の直営店22店舗を関東甲信越に展開し、群馬県内は前橋と高崎に店舗がある。新店は鮮魚を含めた食料品を幅広く販売する業態で、旧店と同様に野菜小売店「ファーマーズマーケット・ヴェルジェ」と精肉店「肉処大久保」が入居する。人気のすしや総菜も販売する。

同社によると、移転は旧店の老朽化が理由。移転先は県道前橋伊香保線吉岡バイパス沿いの商業集積地で、県内外からの集客が見込める。周辺には複合商業施設「ジョイホンパーク」や長野県の食品スーパー「ツルヤ」などがあり、販売競争が加速しそうだ。

同社は上毛新聞の取材に、「群馬県は高崎店が県外出店の足掛かりになった思い入れのある土地。リニューアルを機に県民のみなさまに一層のご愛顧をいただきたい」とした。

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