栃木・宇都宮のベルモール駐車場が有料化 6月1日から、LRT開業後の“迷惑駐車”対策で

下野新聞
2023年5月26日

次世代型路面電車(LRT)の8月の開業を前に、沿線の複合施設「ベルモール」(栃木県宇都宮市陽東6丁目)は6月1日から、駐車場を有料化する。LRTの停留場が施設沿いの県道にできたことから、長時間の無断駐車対策として導入する。3時間までの駐車は無料で、施設の利用状況や購入金額に応じて無料の時間を増やす。

同社によると、駐車場は約5千台分ある。休日は買い物客のほか、映画館やフィットネスジムの利用者らで満車に近い状態になる。

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施設前には停留場「宇都宮大学陽東キャンパス」が設置されている。停留場周辺には駐輪場やバス停留場などが設けられるが、駐車場は整備されない。同社の担当者は「迷惑駐車が増えることが予想され、有料化に踏み切った」と話す。

駐車料金は入場から3時間は無料で、以降は30分ごとに100円を加算する。千円以上の買い物で2時間無料になる。無料は最大5時間まで。映画館や温泉などの施設利用者には1日無料券を発行する。

入場時にカメラで車両のナンバープレートを読み取る方式で、利用時の駐車券発券はない。精算機にナンバーを入力し精算する。

同社は公式ツイッターのほか、店内外に看板やチラシを掲出して周知を始めた。近能欣充専務は「迷惑駐車をなくすことで、本来のお客さまの満足度を高めたい」と理解を求めた。

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