低糖質のフルコース 9月から 結婚式場で提供 プリオHD

上毛新聞
2023年3月31日

群馬県伊勢崎市で創業し、県内外でブライダルやレストランを事業展開するプリオホールディングス(東京都中央区、松井研三会長兼社長)は、低糖質のフルコースメニューを開発した。持病や食事制限のある人にも「ハレの日」の会食を楽しんでもらおうと、同社が運営する結婚式場「ヴィラ・デ・マリアージュ」など計10施設で9月から提供する。

メニューは北里大北里研究所病院の副院長で、糖尿病センター長を務める医師の山田悟さんが監修した。同社が17日に都内で開いた試食会で、山田さんが講演。食後、高血糖のブレーキ役となるタンパク質や脂質は食事に積極的に取り入れるべきだとし、「ロカボ(糖質制限)料理をおいしく楽しく、継続的に取り入れることで健康になれる」と語った。

メニューはオマールエビのフリットやブイヤベース、国産牛のサーロインのロティ、大豆粉のパン、デザートなど9品。糖質はおにぎり1個分の約40グラムに抑えたが、参加者からは「おいしい」「満足感がある」との声が聞かれた。

松井会長は「結婚式にはお年寄りや働き盛り、子どもまでさまざまな人が参加する。誰もが食べる楽しみを失わないメニューの先駆けになればいい」と話していた。