上野三碑が御朱印に 世界の記憶登録5周年を記念して日・祝日に各碑で配布
上毛新聞
2022年12月26日
群馬県高崎市にある古代碑「上野三碑」の国連教育科学文化機関(ユネスコ)「世界の記憶」登録5周年を記念し、「山上碑・金井沢碑を愛する会」は三碑にちなんだ3種類のオリジナル御朱印を制作した。毎週日曜と祝日に山上碑、多胡碑、金井沢碑の各所で配布している。
御朱印の中央に各碑の形が朱色で描かれ、登録された日付などを毛筆で記載。和紙でできており、透かすと裏面に書かれた碑文が浮かび上がる工夫も施している。登録日(10月31日)前日の同30日から配り始めた。
同会は地元の約200人が所属し、これまで碑の見学者に現地で湯茶出しなどのおもてなし活動をしてきたがコロナ下で中止に。代わりの活動として今回の御朱印を企画した。
佐藤隆夫会長(78)は「会からささやかなプレゼント。皆さんに三碑に来ていただくきっかけになれば。御朱印を集めている人にも関心を持ってもらえるとうれしい」と期待を込める。
配布時間は山上碑が午前10時~午後0時半、金井沢碑が同0時半~3時で、いずれも近くの東屋で会員が手渡す。多胡碑は多胡碑記念館の受付でもらえる。