今年は甘さ格別 那須烏山 児童らミカン狩り
下野新聞
2022年11月10日
県北のミカン産地として知られる那須烏山市小木須の国見地区でミカンが収穫期を迎えた。9日は同地区に4カ所ある観光ミカン園の一つ、国見山みかん園で地元の小学生がミカン狩りを体験した。
同園の経営者で、国見柑橘(かんきつ)組合の小森義男(こもりよしお)組合長(86)によると、同地区では山あいの傾斜地を活用して地域活性化を図ろうと、1962年にミカンの栽培が始まった。
抜けるような青空の下、同市境小の1年生9人が約30アールの斜面にたわわに実ったミカンを丁寧にもぎ取って味わった。菊地紗和子(きくちさわこ)さん(6)は「甘くておいしい。10個以上取ったので、家族にも食べさせてあげたい」と笑顔を見せた。
小森さんは「今年は粒が大きく、甘みも去年より強い」と話す。ミカン狩りは11月末まで楽しめるという。