魅力度ランキング 群馬は全国45位 北関東がワースト3
民間シンクタンク、ブランド総合研究所(東京)は19日、都道府県や全国の市区町村に関する「地域ブランド調査2016」を公表した。20~60代だった分析対象を今回から20~70代に広げ、昨年分を再集計した結果、群馬県は魅力度ランキングで45位となり、前年から順位を一つ下げた。
◎認知度は36位、観光意欲度44位
調査は6~7月、インターネット上で行い、3万0372人から回答を得た。ネットを利用する高齢者が増えている状況を受け、分析対象を拡大した。20~60代の分析では、群馬県の昨年の順位は45位だった。
都道府県別のほかの主要なランキングで群馬県は、認知度36位(再集計後の前年は40位)、情報接触度24位(28位)、観光意欲度44位(44位)、居住意欲度38位(42位)など。
大沢正明知事は上毛新聞の取材に、「ランキングも気になるが、(長い目で)県民にもっと群馬への愛着と誇りを持ってもらう必要がある。県民や全国に向けて魅力を発信できるよう努めたい」と述べ、県内外へのアピールに努める考えを強調した。
魅力度ランキングのトップは北海道で8年連続。茨城が4年連続の最下位、栃木は46位で、北関東3県がワースト3を占めた。
また、1000の市区町村を対象にした魅力度ランキングは、函館市が3年連続1位。県内市町村は草津町41位(68位)、高崎市221位(332位)、富岡市258位(188位)、嬬恋村322位(232位)などだった。