2016県芸術祭 美術展が開幕 7科目の秀作2000点

茨城新聞
2016年10月9日

県芸術祭のメイン催事である美術展覧会が8日、水戸市千波町の県近代美術館と県民文化センターで開幕した。日本画、洋画、彫刻、工芸美術、書、写真、デザインの7科目で、一般入選作品から全国的に活躍する会員の秀作まで、計約2000点が一堂に並ぶ。多ジャンルの作品が展示されにぎやかな会場に、初日から多くの鑑賞者が訪れた。

美術愛好者や県芸術祭の関係者ら家族連れも多く来場。気に入った作品をじっくり眺めたり、作家に直接話を聞いたりする姿も見られ、思い思いに鑑賞していた。

彫刻部門に2年連続で応募した石岡市の櫻井理夫さん(66)は「評価を受けると励みになる。自分が好きな作風を目指し来年も応募したい」と話し、熱心に見入っていた。

県美術展覧会会長の彫刻家、能島征二さんは「美術展覧会は、県民の初めての挑戦の場。県芸術祭の中心となって展開してきた。出展作家は、今年51年目の新たな出発を意識して制作している」と話す。

会期は10月23日まで(書は前期が15日まで、後期が16~23日)。11日と17日は休館。開館時間は、午前9時30分から午後5時。

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