茨城の地酒、140銘柄PR 28酒蔵、逸品でもてなし 浅草・花やしき
本県産の地酒の魅力をPRしようと、県酒造組合(広瀬淳一会長)は7日夜、東京都台東区の浅草花やしきで「茨城地酒まつりin花やしき2016」を開いた。県内28の酒蔵がブースを出し、約140の銘柄が並んだ。仕事帰りの会社員ら約600人が来場し、各蔵元の逸品を味わった。
開催は今年で6回目となり、県内46の酒蔵のうち、吉久保酒造(水戸市)や木内酒造(那珂市)、萩原酒造(境町)など県内各地の蔵元が勢ぞろいした。2016年度の県清酒鑑評会の出品酒も並べられた。
来場客は配られたオリジナルのぐいのみを片手に、蔵元の担当者から酒の特徴や作り方などを聞きながら好みの酒を楽しんだ。
会場では、本県沿海部で提供されるあんこうどぶ汁や笠間のいなりずし、霞ケ浦のつくだ煮、県内のブランド豚のハムの計4品がおつまみとして提供され、参加者は本県産の食材にも舌鼓を打った。
友人と仕事帰りに訪れたというつくば市遠東、会社員、相沢恵美子さん(34)は「茨城にいながら地元の地酒をほとんど飲んだことがなかったが、どれもおいしくて驚き。銘柄ごとに味や香りに特徴があって楽しめた」と頬を赤らめながら話した。
主催した同組合の萩原康成副会長は「浅草の人との交流も増えてきた。茨城のおいしい地酒を都内の多くの飲食店に置いてもらえるよう、もっとアピールしていきたい」と意気込んだ。
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