秋彩る陶工芸ブース 10日まで「笠間浪漫」
笠間焼をはじめ笠間市の地場産品を中心に展示・販売するイベント「笠間浪漫(ろまん)」(笠間観光協会主催)が7日、同市笠間の笠間芸術の森公園イベント広場で開幕した。10日までの4日間、150のブースが所狭しと並ぶ。初日は青空が広がり、平日にもかかわらず多くの人出でにぎわった。
同イベントは恒例行事だった「匠(たくみ)のまつり」を衣替えし5回目の開催。笠間焼のブースが半数近くをを占め、作家の個性が反映されたさまざまなデザインの陶芸品を堪能できる。また、8、9両日は県立笠間高生と筑波大生が共同で完成させた焼き物も販売される。
竹細工、木工など陶芸以外の工芸は10ブースをまとめ「かさま手仕事村」としてアピール。ミニコケ玉や箸作り、鍛冶などの体験も可能だ。
このほか、クリやいなりずしといった笠間名物、市内産の農産物を使った料理、手ぶらでできるバーベキューなど、飲食エリアも充実。ステージでは演奏、ダンスなどが披露される。
時間は午前9時~午後5時だが、8、9両日は午後9時まで延長し、カラオケ大会などを行う「笠間夜市」を実施する。
初日に千葉市から訪れた幼稚園職員、芦谷一木(ひとき)さん(68)は「笠間焼は表現が自由で質がよく、毎年楽しみに来ている。今年もいい作品がたくさんあった」と笑顔で話した。
同イベントの問い合わせは同観光協会(電)0296(72)9222。
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