深緑の渓流に歓声 日光・鬼怒川で魚のつかみ捕り

下野新聞
2016年7月26日

 夏休みの思い出づくりにと日光市の鬼怒川温泉旅館協同組合が主催する「魚のつかみどりin小原沢(おばらざわ)・川治」が25日、鬼怒川温泉の沢と川治温泉の男鹿川の2カ所で始まり、深緑の渓流に家族連れの歓声が響いた。

 夏の誘客策の一つに15、6年前から実施している人気のアトラクション。鬼怒川公園駅近くの渓流、小原沢には10時の開始とともに次々に子連れの温泉利用客らが繰り込んだ。

 冷たい沢水に放たれたニジマスを追って子どもたちが悪戦苦闘する中、張り切る父親やおじいちゃんたちが岩に隠れたマスを上手に捕まえ、株を上げていた。

 妻の裕美(ゆみ)さん(24)、長男の龍之介(りゅうのすけ)ちゃん(2)と訪れた岩手県一関市、会社員白鳥琢也(しらとりたくや)さん(23)は「小さいころよくやった魚捕りをやらせてやりたかった」と幸せそうな笑顔を見せていた。

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