川俣の間欠泉2年ぶり復活 噴出口を清掃、観光客待つ 日光
下野新聞
2016年7月18日
【日光】川俣温泉名物で鬼怒川沿いの岩壁にある間欠泉が今春、約2年ぶりに本格的に復活した。市の復旧工事で順調に噴出しており、夏の行楽シーズンを前に地元関係者は安堵(あんど)している。
間欠泉は約20分~1時間に1度、高さ約25メートルの熱湯が噴き出る観光名所。地元関係者らによると、数年前から噴出口に小石が詰まるなどして勢いを失っていた。さらに2014年7月には岩壁が崩落。約18トンの土砂が噴出口に流入し、間欠泉の高さは通常の3分の1程度になってしまったという。
このため市は総事業費約1650万円をかけ、2度の改修工事を実施。15年1、2月に土砂の撤去と落石の防護柵を設置、15年12月~16年3月には噴出口の清掃作業を行ったほか、噴出管を交換した。改修工事は今年3月に完了。その後、上空に放出される白い湯煙を一目見ようと多く観光客が訪れている。
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