山春栃木花・植物岩肌に愛らしく 足尾でコウシンソウ見頃下野新聞2016年6月9日 日光市足尾町の庚申山(1892メートル)の岩肌で、梅雨時に開花する希少な食虫植物「コウシンソウ」が薄紫色のかれんな花を咲かせている。 コウシンソウは日光火山群にだけ生息し、環境省のレッドデータブックで絶滅危惧2類に指定されている。霧が立ち込めるような寒冷多湿の岩場に自生し、高さ6~7センチの茎に1センチ程度の花を付ける。 上級者向け登山コース途中に群落があり、8日は岩肌に咲いた小さな花が愛らしく風に揺れていた。同山の自生地は国の特別天然記念物に指定されている。関連ニュース 淡いピンクで春をお届け 那珂川 イワウチワ見頃 ミツマタ開花前に環境整備 茂木・逆川地区の保全協議会 駐車場新設、バス運行 陽光浴びて黄色鮮やか 茂木、ミツマタの群生見頃 茂木のミツマタ、開花進む 栃木県内6カ所で20度超え 薄紫、斜面彩り始める 三毳山のカタクリ 栃木・佐野 戦場ケ原、ワタスゲの群生見頃 日光、新緑と綿毛のコントラスト 那須の「八幡ツツジ群落」見頃 斜面に広がる桃色じゅうたん 白いゴヨウツツジ、新緑と競演 那須のマウントジーンズ 地図を開く 近くのニュース