新芽、丁寧に手摘み 八十八夜、境のさしま茶

茨城新聞
2016年5月2日

立春から数えて88日目に当たる八十八夜の1日、さしま茶の産地の一つである境町内の茶園で、新茶摘みが始まった。

茶の栽培・製造販売「飯田園」(同町蛇池)では同日、約3ヘクタールの茶畑の一部で、約3キロの2枚の若葉が付いた新芽(一芯二葉)を丁寧に手摘みした。

さしま茶は同町と坂東市、古河市、常総市、八千代町の5市町で生産されるブランド茶。手もみ用の茶葉を収穫する木には、渋みを少なくし、うま味成分を高める工夫として、新芽の成長期の約1週間、葉の光合成を抑えるため黒色のネットをかぶせる。

同園社長の飯田耕平さん(31)は「昨年より2~3日遅れているが成長は順調。平年に比べ良いものができる」と品質に太鼓判を押した。

この日、収穫された手もみ茶用の茶葉は、7月の野菜茶業研究所(静岡県島田市)で開かれる全国手もみ茶品評会に出品される。県さしま茶手もみ保存会(根本宏紀会長)の飯田さんらのチームは昨年11月、全国手もみ製茶技術競技会で最優秀賞を受賞している。


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