日帰り史跡ツアー 水戸の魅力再発見

茨城新聞
2016年3月2日

茨城交通(本社水戸市)は1日、開催中の「水戸の梅まつり」に合わせ、観光ボランティアの歴史アドバイザーと共に日本遺産に登録された弘道館周辺や偕楽園を巡る日帰りツアーを始めた。アドバイザーによる通常の観光ルート以外のガイドや路線バスによる移動を取り入れ、水戸の新たな魅力をアピールしている。

同ツアーは水戸観光協会、市民観光ボランティア「歴史アドバイザー水戸」が協力して実現。参加者はJR水戸駅北口に集合し、歩いて水戸黄門神社、旧水戸城薬医門、水戸彰考館跡、弘道館などを見て回った。歩きながらアドバイザーに気軽に質問したり、写真撮影をしながら約2キロのコースを楽しんだ。

ツアーには1日フリー切符が用意され、偕楽園に路線バスで移動。観光時間や昼食場所の変更にも融通が利いた。ツアー終了後の市内観光にバスを利用する参加者もいた。

水戸市の主婦、荻野由利子さん(43)は「初めて知ることがいっぱいで勉強になった」と感心。歴史アドバイザーの新井清さん(68)は「いろんな機関と協力して水戸の歴史を広めることは有意義」とツアーの継続に期待した。

茨城交通企画課の小川泰史課長は「アドバイザーの案内で地元を再発見できるコースが設定できたし、路線バスを使うことで水戸の雰囲気を面的に体験してもらえたのでは」と話した。

同ツアーは今後、5、13、17、21日にも企画している。料金は大人1800円、小人1400円。問い合わせは同社フリーダイヤル(0120)972351

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