納豆購入額、全国首位遠く 水戸5位に転落

茨城新聞
2016年1月30日

2015年の水戸市の1世帯当たりの納豆購入額が前年の2位から後退し、全国5位にとどまったことが29日、総務省の家計調査結果から明らかになった。同調査を基に茨城新聞が独自に集計した。前年比3.6%の減額が響いた。県納豆商工業協同組合の高野正巳水戸支部長は、13年以来となる首位への返り咲きも視野にしていただけに「まさか5位にまで落ちるとは」と危機感を示した。

全国の都道府県庁所在地と政令指定都市の52都市を対象に順位をまとめた。水戸市の15年1年間の納豆購入額は1世帯(2人以上)当たり5227円(前年比197円減)。全国1位は6153円の福島市で2年連続首位。福島市を含む上位4市は、いずれも前年比で増額した。

水戸市観光課によると、福島市の一般家庭では納豆を使った料理が食卓に並ぶことが比較的多いほか、学校給食にも毎月必ず納豆が出るという。その上で、同課の担当者は「福島市で購入額が伸びている要因を調べる必要がある。これ以上、水戸の順位が下がることは避けたい」と力を込めた。

同支部も市と足並みをそろえながら、早急に対応策を練る考え。高野支部長は近く、福島市内の納豆の市場調査に乗り出すとともに、納豆料理のレシピ作りにも取り組む考えを示した。

これまでも首位奪還に向けた納豆の無料配布イベントなどに取り組んできただけに、高野支部長は今回の結果について「非常に残念」としながら、「水戸市民にもっと納豆を食べていただくためPRを続けていきたい」と意欲を示した。

5位転落について、水戸市内のスーパーで買い物をしていた主婦(40)は「そこまで順位が下がるとは思わなかった」と驚きの表情。しかし、最近はパンを食べることが増えたといい、「前ほど納豆を食べなくなった」とする。今回の結果を踏まえ「納豆は体にもいいと思う。食べる量を増やそうかな」と話した。

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