《北毛発 温泉百景》湯ノ小屋 18の貸し切り露天風呂 白銀の世界 独り占め

上毛新聞
2016年1月28日

豪雪地帯として知られる、みなかみ町藤原地区に位置する湯ノ小屋温泉。例年より1カ月ほど遅れたが、今季も白銀の世界に包まれた。雪見をしながらの入浴はこの時季ならではの楽しみだ。同温泉の旅館「源泉掛流しの湯めぐりテーマパーク 龍洞」(同町藤原)は18もの貸し切り露天風呂を備え、景色を独り占めできる。
利根川支流の木の根沢に沿って立つ同旅館。18カ所の露天風呂は入り口に札を掛けて貸し切りにする。離れにある一カ所を除き、宿泊客は24時間入浴できる。
沢の流れを間近に望む露天風呂「川龍(せんりゅう)」「音龍(おんりゅう)」、20人が入れるほどの広さを持つ「大龍」の三つが特に人気だ。このほか、竹林をイメージした「竹龍」、浴槽の床が光る「星龍」などそれぞれの浴場が趣向を凝らして造られている。
貸し切り風呂を巡るスタンプラリーも実施している。何度か訪れて制覇する人が多いが、中には日帰りで全て回る人もいるという。
もともとは日帰り温泉だったが、宿泊の要望が高まり1990年に旅館営業を開始。次第に貸し切り風呂の数を増やしていった。周囲を気にせず、水入らずでさまざまな温泉が楽しめる宿として夫婦やカップルに人気を博した。
2014年に、それまでの「秘湯の宿 龍洞」から現在のテーマパークを付した名称へ変更した。女将( おかみ )の大坪きみ子さんは「小さな子どもがいるファミリー層も立ち寄りやすくするため」と理由を話す。一家だんらんの場としても活用してもらいたい考えだ。

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