くつろぎ時間 カフェで 県立観音山ファミリーパーク 「HYGGE TIMES」

上毛新聞
2021年10月12日

 自然豊かな観音山丘陵にある県立観音山ファミリーパーク(高崎市寺尾町)に、山小屋風のカフェが登場し「気軽に立ち寄れる」「食べて、遊んで、おなかも気持ちも満たされる」などと話題を呼んでいる。場所は公園の北東部、多目的広場近くの 「HYGGE TIMES(ヒュッゲ タイムス)」だ。店舗はキッチンを兼ねた注文カウンターと“リビング”と名付けた飲食スペースに分かれ、屋外のデッキテラスと隣接するあずまやを含めて自由に使うことができる。密を回避しながらゆったりとした時間を楽しめると好評を博している。

 “HYGGE”はデンマーク語で「くつろぎの時間や居心地の良い場所」を意味する。県が同園の利便性を高めるため民間のノウハウを取り入れて整備した。企画、運営するのは市内で住宅建築業を営む建築士の宮下宏巳さん(45)と女性スタッフ6人だ。

県産木材のぬくもり

 建物には本県産の杉や松、ヒノキといった木材をふんだんに使い木のぬくもりを感じられる。荒天時以外はリビングの扉を開けたままにし、爽やかな空気を取り込む。冬になると県内から出た間伐材を薪ストーブで燃やして暖を取り、揺らぐ炎に癒やされる。宮下さんは「リラックスできるよう空間にこだわった」とPRする。

 メニューは県産食材を多く使い、平たいパンの中に具材を詰めたピタサンドやスープ、スイーツ、ドリンクなど約30種類を用意する。1番人気のピタサンドは堀越ファーム(藤岡市)のソーセージを挟んでトマトガーリックソースを絡めたもの(520円)。スープはビーフシチュー(600円)やクラムチャウダー(440円)、豚汁(同)をラインアップ。自作の弁当と楽しむ人も少なくないという。セットメニューもある。

地域連携でイベント

 これまで感染対策を講じながら、介護に関する講座や読書会、地元ミュージシャンによるライブなどさまざまな教室やイベントを開催、地域のコミュニティーづくりにも力を入れる。また、コンセントと公衆無線LANサービス「Wi-Fi(ワイファイ)」を整備、仕事をしながら余暇も楽しむ「ワーケーション」を後押しする。

 店長の宮沢理恵さん(43)は「なかなか遠出できず気持ちも落ち込みがちなこんな時だからこそ、いつもとは違う環境でリフレッシュしてほしい」と話し、食べて、遊んで、自然を感じて仕事もできる。新たな憩いのスペースの活用を呼び掛けている。同店(☎027-388-1535)。

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