揺れる稲穂 黄金に染め 益子の田園、移ろう秋

下野新聞
2021年9月20日

 県内は19日、台風から変わった温帯低気圧が東に抜け、各地で天候が回復し晴天となった。宇都宮地方気象台によると、佐野で30・9度、宇都宮が30・1度と真夏日となり、真岡は29・7度まで気温が上がった。

 小貝川に沿うように田んぼが広がる益子町では、秋の爽やかな風に稲穂が揺れ、稲刈りが進んでいる。この日、夕方になると西日が一帯を黄金色に照らした。パッチワークのような田んぼの中を真岡鉄道の車両が走り抜けると、秋の情景が広がった。

 JA全農とちぎによると、県内の稲刈りは今がピークで、「コシヒカリ」や「とちぎの星」などの刈り取りが9月末まで続くという。