焼き飯にまろやかソース 西京みそクリームの和風おむらいす ぶどうの木(小山)

下野新聞
2020年11月11日

 「オムライス」と言えば、チキンライスを卵で包み、赤いケチャップソースをかけたものが一般的だが、ぶどうの木の「西京みそクリームの和風おむらいす」は見た目も味わいもひと味違う。

 目を引く「白い」ソースは、西京みそと生クリームを、シメジなどのキノコと煮たクリームソース。卵の中は豚の角煮がゴロッと入ったしょうゆ味の「焼き飯」だ。肉のうま味をまとったご飯が卵とよく絡み、まろやかなソースがコクをプラス。食べ応えも十分な一皿で、店の看板メニューになっている。

 腕を振るうのはマスターの落合努(おちあいつとむ)さん(51)。日本料理店などで修業を積んだ経験を生かし、ポピュラーな洋食に和食でよく使われる素材や技術などを組み合わせた「創作料理」を振る舞っている。落合さん自身の感覚でアレンジするのが“みそ”だ。

 落合さん自身が内装などを手掛けてオープンした店は間もなく19年目。季節ごとに限定メニューを作るなどして、常連客に親しまれてきた。「ここでしか食べられないちょっとぜいたくなご飯が食べられる店でありたいね」と、落合さんは笑顔を見せていた。

 【メモ】ランチは1460円、ディナーは1500円。小山市東城南4丁目31の1。午前11時半~午後2時、午後5時半~午後8時半(いずれもラストオーダー)。火曜定休。第3月曜、火曜祝は昼間のみ。(問)0285・28・0980。

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