とちおとめ 今季初出荷 JAはが野 「甘くて濃い」

下野新聞
2020年10月16日

 【真岡】JAはが野は15日、2021年産(20年秋~21年春)の「とちおとめ」を初出荷した。16日には東京・大田市場で競りにかけられる。

 この日は、物井、農業一木茂(いちきしげる)さん(47)が収穫したイチゴ253パックを鹿の同JA二宮東部集荷場に搬入。職員らが色の付き方や粒の大きさ、形などを確認した。

 同JAによると、今年は7月の天候不順と8月の猛暑の影響が懸念されたが、農家が適切な苗の管理を行い、生育状況は例年並み。

 一木さんは「味は甘くて濃く、すごく良い。これから寒さが来ればさらに甘さも増し、玉も大きくなると思う」と期待を込める。

 出荷は来年の5月末まで続く。今年7月に名称が決まった新品種「とちあいか」は来週半ばの初出荷を見込んでいる。

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