初の民泊施設開業 地域おこし協力隊・岩崎さん運営 黒保根

上毛新聞
2020年3月31日

 群馬県桐生市黒保根町に来月1日、初めての民泊施設が開業する。市地域おこし協力隊の岩崎大輔さん(30)=写真中央=が民家を改修して運営。自然豊かな山間地域の魅力を提供する。開業に先立ち28日にはプレオープンイベントが開かれた。

 開業するのは「民泊KUROHOkakes.(クロホカケス)」(同町下田沢)。フィンランドのラップランド地方に生息し、社交的で知られる鳥「アカオカケス」にちなんで名付けた。

 施設は岩崎さんが昨年末に転居した木造2階建て住宅を活用。和室など3部屋があり、素泊まりで4000~5000円を想定している。

 岩崎さんは熊本県宇城市出身で、昨年10月に協力隊に委嘱された。黒保根地区で特産物の販売促進や移住・定住のサポートに携わる中で、民泊運営を思い立ったという。

 28日のイベントでは、施設の庭で来場者にバーベキューを振る舞った。岩崎さんは「まずは地元の人に好かれる施設にしたい」と意気込んだ。

 問い合わせや予約は施設のホームページ(https://kurohokakes.eyado.net)へ。