ハンディキャップのある作家の作品が並ぶ全国公募展

個性豊か 障害者アート 全国公募展「Beyond the canvas」 29日まで那須塩原

下野新聞
2020年3月18日

 【那須塩原】ハンディキャップのある人によるアートの全国公募展「Beyond the canvas」が29日まで、旧戸田小を改装しカフェ、アートスペースを備えた就労継続支援B型事業所「北風と太陽」で開かれている。アートで地域を盛り上げる市の「ART369プロジェクト」の一環で、既成概念にとらわれない1次審査を通過した19の入賞作品を展示。期間中に大賞をはじめとした各賞が選考される。

 同プロジェクト実行委員会(事務局・市企画政策課)主催。全国から185の応募があり、書類選考を通過した19の絵画や立体作品を展示している。

 視覚に障害のある作家から見える状況をそのまま表現した「Apartment House」、身近な人の笑顔を描き連ねた「大好きな人」などの絵画や、チラシを細長く丸めて林立するビルに見立てた立体作品「ニューヨークのビルディング」など個性豊かな作品が並ぶ。市企画政策課の鍋島弘文(なべしまひろふみ)さんは「障害の有無に関係なく、それぞれの作品の個性を楽しんでもらえたら」と呼び掛ける。

 家族ら4人で来場した大田原市大豆田、自営業藤田敬子(ふじたけいこ)さん(67)は「どの作品も細かな部分まで表現されていて感動した。作家さんの素質のすごさに圧倒されました」と話す。

 審査は専門家5人が務める一方、来場者から最も多くメッセージが寄せられた作家に「エールなすしおばら賞」が贈られる。

 入場無料。午前11時~午後4時。火、水曜定休。県那須特別支援学校の「伸びゆく子どもたちの作品展」を同時開催。(問)同事務局0287・62・7106。

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