「お客さんは年配の人から近くの会社員まで幅広いですね」と語る江連さん

定番大切に新商品開発 【通りに いらっしゃい】カネダヤパン店(大通り) 江連孝夫さん(68)

下野新聞
2020年2月10日

 店は1919(大正8)年創業。昨年で丸100年を迎えました。ただ、大正3年説もあり、どっちが正しいのかは謎です。お得意さんの中には、私が生まれる前から通ってくれている人もいますよ。

 創業者は祖父で、もともとは乾物屋を営んでいました。知人から「これからの商売はパンがいい」と言われ、昭和初期にパン屋へ転身したそうです。バイクに乗ったり、テニスをしたりとハイカラな祖父だったので、パン屋は向いていたのかもしれませんね。

 私が小さい頃は、住まいが店の上にあったこともあり、パンは身近な存在でした。店の手伝いもよくしていました。店は兄が継ぐものだと思っていましたが、兄が「ケーキ屋になりたい」と希望したため、私が3代目を継ぐことになりました。

 店は朝5時から仕込みをし、7時には朝食向きの商品から並べ始めます。三色パンなど定番商品を大切にしながら、天然酵母パンなど新商品も開発しています。信条は「自分で食べたいパンをつくる」ことですね。

 大通りは数回の拡幅を経て、現在の車線になりました。最近、店周辺で老舗店が姿を消すなど、変化を目の当たりにしています。

 【メモ】宇都宮市泉町1の19。(問)028・622・4106▽営業時間 午前7時~午後6時30分▽定休日 日曜、祝日▽一押し商品 山型パン▽宇都宮を一言で言うと 家庭的な街

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