県大洗水族館 触れるプール水量2倍 水槽増、車椅子も楽しく

茨城新聞
2019年10月11日

アクアワールド県大洗水族館(大洗町磯浜町、小沢正哉館長)は10日、海の生物に直接触れる「タッチングプール」をリニューアルオープンした。水槽を四つに増やし、水量約2倍の規模に拡大。多くの生物が展示でき、車椅子でも楽しめる水槽にした。同館は「多くの人に触れてもらい、生き物に興味を持ってほしい」としている。

2002年の開館以来、タッチングプールを改修するのは初めて。9月から5階プールの工事を進めていた。総水量3・25トンと大型化し、四つの水槽を備える。各水槽では、ヒトデやウニ、ヤドカリなど「磯の生き物」(10種150点)▽ネコザメなど「サメ類」(3種10点)▽ドクターフィッシュの通称で知られる「ガラ・ルファ」(300点)▽タッチングプールで初めて展示する「タカアシガニ」(3点)-に触れられる。

筑波技術大の教授に依頼し、プールは車椅子でも利用しやすい高さや形状などを検討した。地面から水槽の縁までの高さは、改修前の約90センチから、約70センチと低めに設計。車椅子を横付けして、生物に触れられる。小さな子どもも利用しやすくなった。県によると、設計・工事費用は4200万円という。

同館などによると、プールは小学生を中心に人気が高いコーナー。以前は、一つの水槽で6月と12月に展示生物を切り替えており、夏は磯の生き物とトラザメ、冬はガラ・ルファと種類が限られていた。改修により、これらを同時に展示できるようになった。触れられる生物の種類も増え、ニーズに対応する。同館では、環境教育の場としても活用したい考え。

普及課担当者は「(新しいプールで)生き物への興味を深めると同時に、環境を考えるきっかけになれば」と期待した。

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