かしま未来りーな、ライブで郷土PR 新メンバー迎え奮闘

茨城新聞
2019年5月9日

鹿島神宮周辺など、鹿嶋市の活性化を目指し活動しているご当地アイドル「かしま未来(みこ)りーな」が新メンバーを迎えた新体制で、さらなる飛躍に向け奮闘している。地域に密着した活動を続けて6年半。新たに最新曲のインターネット配信や動画投稿サイトでの生配信などを始め、鹿嶋と本県の魅力をPRしている。

4月20日に同神宮大鳥居脇で開かれた月1イベント「門前かみの市」。未来りーなは午前と午後の2回、主催者からの依頼を受けミニライブを行った。市内の観光名所などを紹介するデビュー曲「My City」や、茨城弁のラップが特徴の「はじまりの地」などを熱唱。同神宮を訪れた参拝客に地域の魅力を発信した。新メンバーのりなっしー(13)は「まだミスが多いので早く完璧なステージをしたい」と意欲的に話した。

ライブで披露した「はじまりの地」は昨年10月、6周年記念ソングとして発表。同市と本県の魅力をラップでPRしていることもあり、グループとして初めて、インターネット配信をしている。

未来りーなは今年2月、センターを務めていたメンバーが脱退。新リーダーに5期生ゆーにゃ(18)が就き、新センターは6期生ミソラ(14)が担う。昨年末に加入した7期生りなっしーを含めた3人で再出発した。ミソラは「センターは大事な役目。今まで以上に気持ちを込めて活動する」と抱負を語る。

新たな取り組みとして、4月から毎週木曜午後8時に「YouTube(ユーチューブ)」を使った生配信「ナスカちゃんねる」を始めた。今後の活動や地域情報を紹介するほか、コメント機能を使い視聴者と交流できる。ゆーにゃは「皆さんと楽しくやりとりしているので、多くの人に見てもらいたい」と視聴を呼び掛けている。

2000年以降のご当地アイドルブームも落ち着き、活動を終えるグループが多い中、未来りーなは一貫して地域密着を貫き、徐々に知名度を上げてきた。最近では本県を代表するグループとして、他市や県外のイベントへの出演依頼も増えている。

グループの運営に当たる岡見正仁代表(44)は「今年は茨城国体、来年は鹿嶋市で東京五輪もある。さらに活動の幅を広げるきっかけにしたい」と意気込む。活動を続けていく上で、「理想は5人」(岡見代表)としており、新メンバーは「アシスタントアイドル」として随時募集している。問い合わせは鹿嶋ご当地アイドルプロジェクトの岡見代表(電)0299(94)8161

地図を開く 近くのニュース